親が終活を始めるって言うんだけど、
何かいい方法ってないの?
それなら生命保険を活用した
相続税の節税方法を紹介するね。
相続税って何?
概要
相続税ってよく聞くとは思いますが、具体的にどのようなものなのでしょうか。
国税庁のホームページによると、以下のような説明があります。
相続税とは、個人が被相続人(亡くなった人のことをいいます。)から相続などによって財産を取得した場合に、その取得した財産に課される税金のことです。
相続税|国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/souzoku.htm
すなわち、亡くなった人から何かしらの遺産をもらったら相続税の対象となると考えていいと思います。

相続税の課税対象となる資産
相続税の課税対象となる資産は、以下のとおりです。
- 本来の相続財産
- みなし相続財産
本来の相続財産とは、預貯金や有価証券、土地、建物など経済的に価値のあるものを指します。
みなし相続財産とは、生命保険の保険金、結婚・子育て資金の一括贈与をにかかる非課税枠の適用を受けた管理残額、被相続人の死亡する3年前から財産の贈与を受けているものなどが挙げられます。
相続税はいくらからかかってくるの?税率は?
相続税はいくらからかかって、税率はどのくらいなのでしょうか。ここでは、詳しく解説していきます。
相続税の基礎控除額 3000万円+600万円×法定相続人の数
相続税の遺産にかかる基礎控除額は、以下のとおりとなっています。
3,000万円+600万円×法定相続人の数※
※養子には制限があります。実子がいる場合は一人まで、実子のいない場合は二人までです。
以上の計算式からはみ出た分から税率をかけた分が相続税として国に収める必要があります。
法定相続人が配偶者・子1・子2の3人だった場合、3,000万円+600万円×3人となり、4,800万円となります。
相続税の税率は、10〜55%
相続税の税率は、相続する金額にもよりますが、10%〜55%となっています。
法定相続分に応ずる取得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000万円以下 | 10% | ー |
1,000円超から3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
3,000万円超から5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
5,000万円超から1億円以下 | 30% | 700万円 |
1億円超から2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
2億円超から3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
3億円超から6億円以下 | 50% | 4200万円 |
6億円超 | 55% | 7,200万円 |

相続税の算出方法 課税遺産総額×(法定相続分)×税率ー控除額
相続税は、相続人それぞれに課税されるため、以下のような計算式で求められます。
課税遺産総額×(法定相続分)×税率ー控除額
この式で算出されるのが、相続税の総額です。
各相続人が支払う相続税額は、以下の式に当てはめます。
相続税の総額×按分割合(各人の課税価格÷課税価格の合計額)
生命保険の死亡保険金を利用すると、500万円×法定相続人の非課税枠が利用できる
相続税では、生命保険を利用すると、500万円×法定相続人の数の非課税枠が利用できます。
そのため少しでも、相続税負担を減らししたいと考える場合には、生命保険を利用してお金の行き先を決めておくと良いでしょう。法定相続人それぞれに500万円ずつ死亡保険金が降りるように生命保険金をかけておくと、一番いい節税の仕方ができると思います。
また、預貯金などは、死亡してから相続人の手元に渡るまで時間がかかってしまいますが、生命保険の場合は、保険金の請求を行ってから1週間ほどで振り込まれるため、お葬式の費用としても利用することができます。
相続税って意外とかかるんだね。
生命保険を活用した節税も話してみるよ。
意外と知られていない節税方法だから
ぜひ活用したいね。
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