最近、少子化対策として『N分N乗方式』が国会で議論されています。一体どのような制度なのでしょうか?分かりやすくまとめてみました。
N分N乗方式とは?
N分N乗とは、本来なら個人の所得において収めるべき税金を計算しますが、これを世帯ベースに置き換えることです。
つまり、世帯での収入を世帯全員の人数で割って税額を計算し、それをまた世帯全員の人数をかけるというものです。

てつてぃー
分かりやすく図で説明するよ!


フランスでは、このN分N乗方式を採用したことによって少子化問題を克服したと言われています。

てつてぃー
これなら所得のない子供が多い世帯だと納税額は下がるね!
N分N乗方式のメリット
少子化対策になる
N分N乗方式の最大のメリットは、所得のない子供が多いと世帯全体の課税額が減る点です。これにより、少子化対策になるのではないかと言われています。

てつてぃー
ただ、子育てをするには多くのお金がかかります。
子育て支援と一緒に導入する方が個人的にはいいと思います。
N分N乗方式のデメリット
単身者世帯には不利
N分N乗方式は、世帯全体で課税金額を算出します。そのため、単身者世帯の場合は現状と変わりません。また、N分N乗方式を採用したからと所得税率が上がってしまうかもしれません。そうなると、単身者世帯は事実上の増税となってしまいます。

てつてぃー
また、所得税率が低い世帯も恩恵をあまり受けられません。
まとめ
いかがだったでしょうか?2022年の日本では、合計特殊出生率が1.27と発表されました。大抵の子供がひとりっ子だということです。フランスでは、このN分N乗方式が導入されたことで、少子化問題を克服したと言われています。
日本でもようやく少子化問題の対策が議論され始めました。この『N分N乗方式』について続報を待ちたいですね!

てつてぃー
しっかりとした議論が行われることに期待したいですね。
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